ほとんどのShopifyアップセルアプリで自動レコメンデーションを有効にすると、その裏側ではほぼすべてが同じもの、つまりShopifyのProduct Recommendations APIを呼び出しています。どのアプリを使っても、データもロジックも提案内容も同じなのです。
Candy Rack's AI mode used to work that way too (with additional logic on top of that). Not anymore. AI mode now runs on a recommendation engine you choose, with three options: Shopify, the original, plus two new ones you won't find paired together anywhere else, Google's Gemini and a model we built ourselves.

テストの結果、どのエンジンが絶対的に優れているとは言い切れません。Shopifyが最適な場合もあれば、GeminiやCandy Rackが適している場合もあります。ストアに最適なエンジンは、カタログの規模、注文履歴、ストアの業種など、多くの要因によって決まります。ただし、Shopifyのエンジンは、カタログ規模が大きい場合や、ストア開設から間もない場合にはパフォーマンスが低下する傾向があります。
Geminiエンジン:ユースケースに基づいた推論
Geminiエンジン(速度とコストを考慮し、Gemini 3.1 Flash Liteを採用)は、カタログと閲覧中の商品を読み取り、購入を補完する最適なアイテムを判断し、関連カテゴリーから相性の良い商品を組み合わせます。

ヨガマットを購入するお客様には、2枚目のマットではなく、ブロック、ストラップ、ウォーターボトルを提案します。購入される可能性が高い順にランク付けし、カテゴリーをまたいで提案するのが特徴です。過去の行動データではなくカタログの内容に基づいて推論するため、導入した瞬間から機能します。そのため、新しいストアや、これまでアップセルしたことのない商品に最適です。
Candy Rackモデル:アップセルとクロスセル専用に設計
当社独自のエンジンは異なるアプローチをとります。これはアップセルとクロスセルのために特別に構築されました。Candy Rackの長年の運用で得た知見、つまり「どの商品が真に組み合わせるべきか」「商品ページとカート画面では心理状態がどう異なるか」「優れたアップセルとは、競合するのではなく購入を完成させるものである」という考え方が組み込まれています。

閲覧中の商品に基づき、カート投入の意思決定が行われる一瞬のタイミングで、一緒に購入すべき最適なアイテムをカタログ全体からランク付けします。その結果、補完的な商品と関連商品がバランスよく提案されます。
Shopifyエンジン:おなじみのベースライン
3つ目の選択肢は、これまでAIモードを支えてきたエンジンであり、現在も多くのアップセルアプリが採用しているものです。ShopifyのProduct Recommendations APIは、主に購入履歴(一緒に売れるもの)と商品詳細(似ているもの)から関連商品を予測し、データが不足している場合は共有コレクションにフォールバックします。注意点として、自動生成されるのは「関連」商品であり、真の「セット購入」を促すクロスセルはSearch & Discoveryで手動設定する必要があります。そのため、デフォルトでは意図的なアドオンよりも、類似商品や頻繁に一緒に購入される商品が優先される傾向がありますが、これはストアのカテゴリーに大きく依存します。

例えば、ベッドを購入しているお客様に別のベッドをクロスセルしても意味がありませんが、Tシャツ、スキンケア用品、本などを購入している場合は、類似商品を提案することで商品発見を促すことができます。
どれを使うべきでしょうか?

- Geminiが適しているのは、購入を完結させるような自然なクロスセルを提案したい場合や、カタログ内のカテゴリーに関連性が明確にある場合、あるいはストアや製品ラインが新しく販売実績がない場合です。例えば、コーヒー豆の購入時にグラインダー、フィルター、マグカップを提案するコーヒーショップや、カメラの購入時にケースやSDカードを提案する家電量販店などが挙げられます。
- Candy Rackエンジンが適しているのは、極端な設定を避けたい場合です。アドオンと関連商品をバランスよく提案できるため、ほとんどのカタログやカート画面での利用に適した標準的な選択肢となります。例えば、コスメショップでリップライナー(アドオン)と別の色のリップスティック(類似商品)を同時に提案するようなケースです。
- Shopifyが適しているのは、類似商品の発見がコンバージョンに直結するカテゴリーで、それを裏付ける販売実績がある場合です。例えば、ドレスを見ている顧客に別のドレスを提案するファッションストアや、同じジャンルの書籍を勧める書店などが挙げられます。
- 配置場所で組み合わせる 1つに絞る必要はありません。アドオンが効果を発揮する商品ページのポップアップにはGeminiやCandy Rackエンジンを、カートやチェックアウト画面にはShopifyを配置するなど、ストアに最適な組み合わせを見つけてください。
- 迷ったらテストを まず1つのエンジンを動かし、カート追加率や平均注文額を確認してから、別のエンジンに切り替えて比較してみましょう。現在、組み込み型のA/Bテスト機能も追加中ですので、まもなくエンジンごとのパフォーマンスデータが明確に確認できるようになります。いずれにせよ、当社のアップセル戦略ガイドでは、オファーのコンバージョンを高めるためのポイントを解説しています。
設定方法
オファーを開き、アップセルタイプをAIモードに設定し、推奨エンジンを選択にチェックを入れて、Gemini、Candy Rack、またはShopifyから選択します。保存すると、アプリが自動的に商品を選定し、カタログや顧客の動向に合わせて更新します。デザイン、配置、割引、コピーは引き続きご自身で管理可能です。
新しいエンジンは、Candy Rackをご利用の新規マーチャント様向けに本日より公開されました。オファーの作成または編集時に、AIモードからワンクリックで設定可能です。エンジン選択オプションが表示されない場合は、アプリ内のチャットからお知らせいただければ、すぐに有効化いたします。
まだCandy Rackをご利用でない場合は、Shopify App Storeからインストールして、3つのエンジンすべてをお試しください。






