DelightChatは、Shopify App Storeでは「DC: WhatsApp Marketing + API」として掲載されています。WhatsAppマーケティングと共有受信箱を組み合わせ、顧客からの問い合わせ、カゴ落ち対策、注文通知を同じツールで扱えます。一方、シンプルなチャットだけが必要な店舗には、チャネル設定や従量課金の管理が負担になるかもしれません。
主な機能
- WhatsApp、メール、ライブチャット、InstagramのDMとコメント、Facebook Messengerとコメントを共有受信箱に集約。
- 会話の横にShopifyの顧客・注文情報を表示。担当者の割り当て、振り分け、定型返信にも対応。
- WhatsApp一斉配信、カート・チェックアウト離脱へのリマインド、注文通知、代引き確認、代引きから事前決済への切り替え。
- カタログ同期とShopify Flow連携により、メッセージをストアの業務フローと接続。
- AIによる返信支援と、商品・ポリシー・注文状況の質問に答えるAIエージェント。必要に応じて人へ引き継ぎ。
- セルフサービス用ウィジェット、iOS・Androidアプリ、サポート業務のレポート。
料金と無料トライアル
公式料金ページとアプリ掲載情報では、Startupは月額29米ドルでサポートチケット500件、マーケティング連絡先2,500件を含みます。Scaleは99米ドルで2,000件・10,000件、Growthは299米ドルで6,000件・30,000件です。いずれも14日間のトライアルがあり、無料プランはありません。
Startupはメンバー5人、3チャネル、Shopifyストア1店舗まで。Scaleは20人、10チャネル、3店舗、Growthは50人、25チャネル、店舗数無制限です。問い合わせ件数だけでなく、必要なチャネル数も選択の基準になります。
月額料金以外にも費用が発生します。Startupでは追加チケット100件につき10米ドル、追加連絡先1,000件につき10米ドルです。WhatsAppの送信料は別途かかります。マーケティング連絡先は個別の電話番号を指し、メッセージ数とは異なります。AIには含まれるトークン枠と有料利用があるため、使うアシスタントやエージェントの上限・料金を確認してください。
評価とレビュー
確認時点の評価は222件で4.8/5でした。内訳は星5が199件、星4が15件、星3が3件、星2が1件、星1が4件です。今回は全8件の星1〜3のレビューと開発元の回答を確認しました。全体の少数であり、うち4件は2022年の投稿なので、現在の利用体験全体を表すものではありません。
繰り返し挙がるのはサポートの遅れと初期設定の問題です。2025年9月の投稿ではFacebook・Instagramの設定が難しく、時差で対応が長引いたとされています。同年12月には連絡先の超過料金と解約時の費用が指摘されました。開発元は請求の見やすさに改善の余地があると認め、未使用の契約期間は返金済みと説明し、WhatsApp残高の返金制限はGupshupの規定によるものと回答しています。2026年3月の短い不満に対してはWhatsAppの問題を解決したと回答していますが、投稿者による確認はありません。
導入前に確認したい点
問い合わせ窓口を移す前に、サポートの対応時間を確認しましょう。料金ページの返信目標はStartupで24営業時間以内、Scaleで8営業時間以内です。その時間内の問題解決を保証するものではありません。Metaの各チャネルへの接続もトライアル中に試すことを勧めます。
AIエージェントの公式ドキュメントによると、注文の作成・取消・変更、返金、返品手続きの開始、割引の適用はできません。複数のShopifyマーケットにも対応していません。こうした依頼には人が対応する運用が必要です。代引きから事前決済へ切り替える場合は、支払い、取消、出荷まで通してテストしてください。2022年にはShiprocketとの同期問題が報告され、開発元は元の注文をShopify上では取り消していたと説明しています。これは過去の連携事例であり、現在の不具合を示す証拠ではありません。
チケットと連絡先の使用量を確認し、解約前に残りの契約期間や送信残高の扱いを確かめてください。レビューにある返金制限が、現在のすべての構成に当てはまるとは限りません。顧客との会話とShopifyデータを集約するため、アクセス権限とプライバシーポリシー、特にデータの保存・削除も確認しておきましょう。
まとめ
WhatsAppマーケティングと複数チャネルの顧客対応をまとめたい店舗なら、DelightChatは試す価値があります。実際のアカウントを接続し、担当者への引き継ぎと注文フローを試したうえで、総費用を見積もりましょう。簡単なストアチャットが目的なら、まずShopify Inboxと比較すると判断しやすくなります。







