ストアの在庫が一時的に不足することは避けられません。Shopifyストアで売り切れ商品が発生しても、適切に対処すれば心配は無用です。多くのストア運営者は、商品が売り切れると放置するか、単に非公開にするだけですが、もっと良い方法があります。そこで本記事では、在庫切れ商品への賢い対処法をいくつかご紹介します。
1. 売り切れ商品をコレクションの最後尾に移動する
在庫切れの商品は通常、購入できません。そのため、コレクションのトップに表示しておく意味はありません。売り切れ商品はコレクションの最後尾に移動させるのが最善の解決策です。

残念ながら、Shopifyの管理画面に標準機能はありませんが、自動で処理してくれるサードパーティ製アプリが多数存在します。「売り切れ商品を非表示にするおすすめアプリ」リストから、ストアに最適なものを選んでみてください。
例えば、当社のアプリ「Nada」は、ストアのコレクションを整理し、売り切れ商品を自動的に最後尾へ移動させます。在庫が復活すれば、元の位置に自動で戻ります。

2. 「売り切れ」バッジを追加する
売り切れ商品を最後尾に移動させるだけでなく、「売り切れ」というバッジ(スタンプ)を表示するのも有効です。これにより、顧客は在庫状況を一目で判断できます。多くのShopifyテーマでは、在庫切れ商品に専用のHTMLクラスが割り当てられているため、カスタムCSSで装飾可能です。下の画像のようなシンプルなバッジも、この方法で実装しました。

今回使用したカスタムCSSは非常にシンプルです。
実装のサポートが必要な場合は、当社のカスタム開発サービスをご利用ください。また、バッジ追加アプリを活用するのも手です。優秀な無料アプリもたくさんあります。
3. 予約販売や再入荷通知を有効にする
商品が売り切れていても、顧客の購入意欲を逃さない工夫が必要です。一般的には、予約販売を受け付けるか、メールアドレスを登録してもらい、再入荷時に通知を送る方法が有効です。
予約販売を有効にするには、商品詳細の「在庫」セクションで「在庫切れでも販売を続ける」にチェックを入れるだけです。これにより、在庫がなくても通常通り購入可能になります。バリエーションがある場合は、各バリエーションごとに設定が必要です。

このオプションは「在庫数を追跡する」にチェックが入っている場合のみ利用可能です。チェックが入っていない場合は、在庫追跡を行わずにデフォルトで「在庫切れでも販売を続ける」状態として動作します。
購入しようとしている商品が現在在庫切れであることを顧客に伝え、おおよその配送時期を明記することも重要です。Shopify App Storeには予約販売アプリが多数ありますが、機能性の高いものは有料となるのが一般的です。

顧客とのエンゲージメントを高めるもう一つの方法は、メールアドレスを登録してもらい、商品が再入荷した際に通知を送ることです。このアプローチの好例を上の画像に示しています。これを行うには、再入荷通知アプリを活用するのが最適です。
4. 商品を非公開にして隠さない
多くのマーチャントは、売り切れ商品を一切表示させず、単に非表示にしたいと考えます。Shopifyには、商品を非表示にする方法が基本的に2つあります。商品ステータスを「ドラフト」にするか、「オンラインストア」チャネルから非公開にするかのいずれかです。しかし残念ながら、どちらの方法でもページが存在しなくなり、404エラーが発生してしまいます。これはGoogleなどの検索エンジンにとって大きな問題です。また、FacebookやInstagramで広告キャンペーンを実施している場合、機能していないURLにリンクすると、アカウントが停止される可能性があります。

では、GoogleなどのためにURLを有効に保ちつつ、ストアフロントから商品を非表示にする最善の方法は何でしょうか?それは、ストアのコレクションから商品を削除することです。自動コレクションを使用している場合は、下の画像のように、在庫数が0より大きいというルールを追加するだけで済みます。

手動コレクションを使用している場合は、コレクションから手動で商品を削除する必要があります。これでは、商品が再入荷した際に手動で追加し直さなければならないため、非常に手間がかかります。
また、Nadaのようなサードパーティ製アプリを使用すれば、売り切れ商品を自動的に非表示にし、在庫が戻れば自動的に再表示させることができます。
詳しくは、こちらの記事「Shopifyで売り切れ商品を非表示にする方法」をご覧ください。
5. 在庫のある代替商品を提案する
売り切れ商品の詳細ページに、在庫があり、すぐに購入できる類似商品を表示させることができます。これは、売り切れ商品であっても他のチャネルから多くのトラフィックがある場合に、非常に有効な戦略です。

多くのShopifyテーマには関連商品を表示するセクションがあるため、商品詳細の下に追加するだけで済みます。残念ながら、在庫の有無に応じてカスタマイズすることはできません。理想を言えば、上の画像のようにメッセージを少し調整するのが良いでしょう。
6. マーケティングキャンペーンを確認する
当たり前のことのように聞こえるかもしれませんが、売り切れ商品へのリンクに広告費を支払っているマーチャントは驚くほど多いものです。キャンペーンを継続する場合でも、推奨事項#3や#5を実装し、#4は必ず実施するようにしてください。
7. 在庫を予測・管理する
頻繁に売り切れが発生してしまう場合は、在庫レベルの予測を始めましょう。いつ在庫が切れるかを予測できれば、適切なタイミングで新しい在庫を発注できます。まずは、商品の在庫数が一定のしきい値を下回ったときにメール通知が届くように設定することから始めるのがおすすめです。これを支援するShopifyアプリもいくつか存在します。

Shopifyでは、在庫レベルの基本的な概要を確認できます(ストア管理画面 > 商品管理 > 在庫管理からアクセス可能)。ここでは、入荷予定数や有効在庫数、売り切れ時の動作(販売を停止するか継続するか)、カスタム数量の設定、全商品のエクスポート/インポートなどが可能です。
8. ABC在庫分析を活用する
ABC在庫分析は、商品の在庫管理方法を把握するのに役立ちます。いつ発注すべきか、欠品をどの程度許容できるか、どの商品に予備在庫を持つべきかといった判断に活用できます。基本的には、商品を以下の3つのカテゴリーに分類します。
- Aランク – 売上の約80%を占める主力商品です。常に在庫を切らしてはならない最も重要な商品であり、需要の急増に備えて予備在庫を確保しておく必要があります。
- Bランク – 売上の約15%を占める商品です。このカテゴリーの商品は、時期によってAランクやCランクに変動することがあります。取り扱う商品の大半がここに分類されるでしょう。在庫は必要ですが、キャッシュフローを最適化するために、必要なタイミングで発注を行うのが適しています。
- Cランク – 売上の約5%を占める商品です。ビジネスへの影響度が低いため、一時的に在庫切れとなっても大きな問題はありません。

これが「ABC分析」と呼ばれる理由です。ストアで素早くABC分析を行うには、Shopify管理画面から「分析」>「レポート」>「在庫」>「商品別ABC分析」の順に進んでください。分析の詳細については、こちらのShopifyヘルプ記事をご覧ください。






