Privyは、サイト内表示、メール、SMS、自動化された顧客ジャーニーをまとめたECマーケティングサービスです。Shopify事業者は、リスト獲得、キャンペーン、セグメント、売上計測を一つのシステムで管理でき、ストアデータも自動同期されます。複数の専門ツールを組み合わせず、扱いやすい一体型サービスを求めるチームに向いています。一方、現在の料金体系は従来の無料プラン中心の印象とは異なるため、事前確認が必要です。
主な機能
- ターゲティング可能なサイト内表示: ポップアップ、バナー、フライアウト、フォーム、ランディングページ、Spin-to-Win、複数ステップのクイズを作成できます。ターゲティング、離脱意図、A/Bテストにも対応します。
- メールキャンペーン: テンプレートとドラッグ&ドロップエディターでニュースレターや販促メールを作成できます。Emailプランはメール送信数が無制限で、セグメントとレポートも利用できます。
- SMSマーケティング: SMSの同意取得、予約配信、一斉送信、パーソナライズに対応します。利用量はクレジット制で、フリーダイヤル番号の登録と承認が必要です。
- 自動フロー: ウェルカム、カート放棄、閲覧放棄、購入後、クロスセル、休眠復帰、値下げ、再入荷などの施策にメールとSMSを組み込めます。
- Shopifyデータと外部連携: 連絡先、商品、コレクション、カート金額、注文イベントを同期し、ターゲティング、セグメント、レポートに利用できます。Klaviyo、Mailchimp、Gorgias、Recharge、Attentive、Postscript、Smile.io、Yotpoなどとも連携します。
料金と無料トライアル
クレジットカード不要の15日間無料トライアルがあります。期間中、サイト内表示には機能やトラフィックの上限がありませんが、メールは1日100人までです。終了後に有料プランを選ばない場合、表示は無効になり、自動フローも停止します。
Pop Ups & Displaysは月間10,000ページビューまで月額24ドルからです。Emailはメール配信可能な連絡先1,500件まで月額30ドルからで、メール送信数は無制限、SMSクレジット250件分が含まれます。Shopifyの掲載ページでは、Email and SMSは連絡先1,500件とSMSクレジット1,250件で月額45ドルからです。料金はトラフィック、請求期間中に到達した最大の連絡先数、追加SMS利用量に応じて上がります。外部料金はShopify請求書とは別にPrivyから請求される場合があります。
評価とレビュー
Shopify App Storeでの評価は5点満点中4.5、レビューは3,970件です。約74%が5つ星、4%が1つ星です。最近の高評価では、迅速で知識のある担当者サポートや導入のしやすさが繰り返し挙げられています。低評価では、利用量や連絡先数の変化に伴う想定外の継続課金と、Shopifyアプリを削除すればPrivyの契約も解約されるという誤解が主な不満です。
注意点
最大の確認事項は予算です。Emailプランは請求期間中に到達したメール配信可能な連絡先の最高ティアに合わせて自動的に上がります。Displaysはページビュー、SMSはクレジット数に依存します。移行前に休眠連絡先を整理し、実際のリストとトラフィックで費用を試算してください。
ShopifyアプリをアンインストールしてもPrivyの契約は解約されません。別途アカウントを解約または閉鎖する必要があり、期間途中の解約では有料機能をすぐに失います。ShopifyとPrivyの間では、連絡先の削除も自動的に双方向同期されません。
SMSはすぐには使えません。SMS連絡先の収集や送信を始める前に、フリーダイヤル番号の登録と承認が必要です。メール到達率のためには、送信ドメインと適切なDMARC、SPF、DKIMレコードも設定します。同意、プライバシー、メッセージ関連法の遵守は事業者の責任であり、Privyの機能は法的助言の代わりにはなりません。
2025年7月28日以降にテーマを導入または変更したストアでは、ShopifyテーマエディターでPrivy Theme Blockの有効化または再有効化が必要な場合があります。すでに本格的なメールやSMSサービスを使っている場合は、フォーム、自動化、データ同期、契約費用の重複にも注意が必要です。
まとめ
Privyは、ポップアップ、メール、SMSを扱いやすい一つのサービスにまとめ、担当者サポートも重視する小規模から中規模のShopifyチームに適しています。既存のメールとSMS環境で同じ施策を実行できる場合や、連絡先とトラフィックに連動する値上がりが予算に合わない場合は魅力が下がります。実際に近いデータ量で試し、Theme Blockと重要なフローを確認してから移行してください。コンバージョンとリテンション全体の設計は、当社のEC支援サービスもご覧ください。







